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論文出版:数値計算で求めたダスト集合体の圧縮強度とその公式化(2023年8月9日)
惑星は、ミクロンサイズのダストが集積し形成されたと考えられています。
キロメートルサイズになると微惑星と呼ばれるようになりますが、その微惑星形成過程にはまだ多くの謎が残っています。
その謎を解き明かすため、微惑星の生き残りと考えられている太陽系の彗星や小惑星の探査や観測が盛んに行われています。
このような彗星や小惑星などの内部構造は、天体を構成する物質の強度と天体の自己重力のつりあいで決まっています。
そこで私たちは、彗星や小惑星の物理量から微惑星形成過程を探るため、数値計算によって微惑星形成途中のダストの集合体の圧縮強度を求め、公式化しました。
その結果、排除体積と呼ばれる、圧縮できない領域(ダスト集合体の構成粒子自体の体積と最密充填時の空隙の体積)を組み込むことで、数値計算結果をよく再現できることがわかりました。
Tatsuuma et al. 2023, ApJ, 953, 6
受賞:2022年国際天文学連合博士号賞次点(2023年6月22日)
2022年国際天文学連合博士号賞の次点
を受賞しました。
博士論文のタイトルは「惑星形成におけるダスト集合体の物質強度」です。
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受賞:令和3年度東京大学理学系研究科研究奨励賞(2022年3月25日)
令和3年度東京大学理学系研究科研究奨励賞
を受賞しました。
博士論文のタイトルは「惑星形成におけるダスト集合体の物質強度」です。
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受賞:第50回天文・天体物理若手夏の学校オーラルアワード(2020年9月15日)
第50回天文・天体物理若手夏の学校オーラルアワード
第3位を受賞しました。
タイトルは「原始惑星系円盤でのガス流が引き起こす高空隙ダストの自転による破壊」です。
詳しくは
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受賞:日本地球惑星科学連合2019年大会学生優秀発表賞(2019年7月11日)
日本地球惑星科学連合2019年大会学生優秀発表賞
を受賞しました。
タイトルは「付着N体計算で探るダスト集合体の引張強度」です。
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論文出版:数値計算で求めたダスト集合体の引張強度(2019年4月2日)
惑星は、ミクロンサイズのダストが集積し形成されたと考えられています。
キロメートルサイズになると微惑星と呼ばれるようになりますが、その微惑星形成過程にはまだ多くの謎が残っています。
その謎を解き明かすため、微惑星の生き残りと考えられている太陽系の彗星や小惑星への探査が盛んに行われています(例: ロゼッタやはやぶさ2)。
その結果、彗星や小惑星の引張強度など物性すらも明らかになってきました。
そこで私たちは、彗星などの引張強度から微惑星形成過程を探るため、数値計算によって微惑星形成途中のダストの集合体の引張強度を求めました。
Tatsuuma et al. 2019, ApJ, 874, 159